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1_3doll_knife_siki

以前のリビジョンの文書です


DD用 式のナイフ製作

今回の依頼主はエイジ?(eijisss)さん

エイジ?さんがカスタムDDの両義式に持たせるナイフについて悩んでたようなので、名乗りを上げてみた

その昔はナイフマガジン購読してて、自作ナイフのいろはとか学んだり、それっぽいもの作ってわーいしてたこともあったのじゃよ。 予算は気にせず! ってことだったのでいろいろがんばってみる。

資料確認

さしあたって資料を探すべく、Webをあさる。 出てきたのがこちらの記事。 しかしなんか違和感を覚える。こんなだったっけ?

劇場版空の境界のDVDを引っ張り出して確認すると、確かにそんなっぽい。 DVDから

けどなんか違う気がするよねーって、資料集も確認して違和感の原因がわかった。

小説の挿絵も探してみた。

小説(同人版)の表紙だったはず。

小説挿絵と劇場版ぜんぜん違うやん!!!

作画モデルの都合とかなんだと思うんだけど、これだけ違うと違和感あって当然かなーと。 月姫時代に友達に紹介された割と古参の型月ファンの私なので、ナイフのイメージは小説版だったみたい。

エイジ?さんに確認を取ると小説版でいきましょう!ということになったのでこちらを作成することに。

素材集め

素材として必要なのは、ブレイド用の鉄、ヒルトと柄頭の真鍮、柄と鞘の木材って所。 実際に刃をつけるわけでもないし、錆びが怖いので刃材はステンレスに。アルミだと色味が変わっちゃうし。 こういうものを集めるのは東急ハンズがベターなので、名古屋へ行った折に調達。

買ってきたいろいろ。

刃があんまり厚すぎるのもかなーと思って1.5mm厚のステンレス板を買ってきたけど、サイズに切り出すのが面倒だったので 後から追加で2x10mmの平棒を調達しなおし

加工

各パーツを加工していくのだけど、サイズ感をつかむためにDD用のハンドパーツを借してもらった。

実際に持たせてみながら調整しないと、最終的にもてないものになっちゃうしね。

ブレイド

ステンレス平棒を形状に合わせてひたすら削る簡単なお仕事。

この為にベンチグラインダー買っちゃいました! 欲しかったしね~

劇場版準拠で途中まで作った刃と挿絵版の比較。

ヒルト

今回最大の難所。ただでさえ面倒な穴加工なのに、1/3スケールなために小さくて工具が入らない。 親父が死蔵してたボール盤を借りてきて下穴加工から。

今回の秘密道具、極細のノコ。これがなければ加工は不可能だった。(これも仕入れた)

ノコでつないだ穴をひたすら鑢がけしてなんとか。

木材にきれいに溝を彫る自信がなかったので、ココラボのCNCフライスに協力頂いた。 タング部分が入る溝を木材に彫ってもらった。こういう加工はCNC便利。うちにも欲しい・・・

サイズに合わせて切って

接着して一晩寝かせます

ラフにそれっぽい形まで削り込んだところ。

最終的にはハンドパーツにあわせてサイズを微調整

柄と同様ココラボで加工。こちらは溝だけでなく、外形の切り出しも実施。おかげでサイズぴったりに。

完成!

https://twitter.com/eijisss/status/506012201505677312/photo/1 エイジ?さん、ネタ提供ありがとうございました~

1_3doll_knife_siki.1413003187.txt.gz · 最終更新: 2019/04/07 15:12 (外部編集)