Xperia Z1f レストア記
今までの状態
【リアパネルの粘着不良による隙間発生(端末購入1年目)】
→何故かカメラ部に隙間が現れる。おいこの品質なんや。
【レンズ部の汚れ付着(端末購入1年1か月目)】
→写真を撮っても油が写っているような写り具合。ほぼ重傷ともいえる。
【フロントパネル 飛散防止フィルムの劣化剥がれ(端末購入1年5か月目)】
→富士山の登山の際に重症化。応急的に社外製保護フィルムを貼るも交換必須。
【リアパネル粘着不良深刻化(端末購入1年6か月目)】
→既に電源ボタンまで粘着不良が発生。防水とはなんだ?
第一弾『リアパネルガラス交換』
前項の通り、「ク○ニーの製品は品質ってもんがねぇのかよ」っていう文句を垂れてきたが最重要視しなければならないことがある。それが『リアパネルガラスの隙間問題』だ。
通常使用時なら問題ない。ただ、この端末は防水を提唱して発売されていた。そんな端末に隙間があるとは許しがたい。
更に、その隙間によって侵入した埃や水分によってカメラレンズの汚れが発生。撮影時にも度々鼻にツくぐらいの劣化画質っぷり。
しかし、大手各社の端末修理サービスでは必ず端末初期化が前提。
仕方ないので自分で交換作業をすることとなった…。
交換部品調査
この段階で純正品を探すと恐らく頭を抱えて泣き寝入りをすると思う。一度検索してみるとより実感できるはず。しかし、そうは言ってもパネル交換したいのは十分承知の上。ではどうするか……実はZ1fの別モデルが存在するのだ。
まさにこれ。完全一致だ。
交換部品到着
密林で発注したが、『通常3~4日以内に発送します』との表示。そして見慣れぬ文字…もうお分かりだろうか?
やはりお隣の大陸から飛んできたぞ。(郵便発送)
ブツの開封。半ば大陸品質と思いきやこの精巧さ。うん、合格だ。
リアパネル交換作業 下準備
作業開始前に注意事項がある。ぜひ最初に見てね☆ミ
パネル形状やサイズもピッタリだ。
交換前の様子
旧リアパネル剥離開始
もんじゃ焼き用コテ(100円ダイソー)
最高のツールだろ?私も何故これが部屋の片隅に放置してあったのか謎だ…。
そして慎重に剥がしていく。予測していたように下のマイク部へ行くにつれて粘着力が持続している。ここは指ともんじゃ焼きのコテで少しずつ剥がしていく。
最後のマイク部はかなり厄介。どうやらここは粘着テープが幅広で、誤って中間層パネルを破損する恐れがある。より慎重に、確実にコテを使いながら剥がしていく。
ふうっ…ようやく取れたぜ。
新旧リアパネル裏面比較
左が旧パネル、右が新パネル。
パネル形状、サイズ共に一致するが、国内版と海外版で少しだけ違うところもある。だが、ほぼ使用には問題ない。
やはりマイク部の粘着テープだけは幅広。恐らくカメラ部の粘着テープでは頼りなくすぐ剥がれてしまい、マイク部は幅広な為粘着が持続するのではと思う。
次の工程としては『新パネルを取り付ける』なのだが、その前にやらねばならぬことがある。
リアパネル内部清掃
君の出番だよ、パークリ君。
綿棒にて除去の様子
レンズ本体は特別な液を使うことにする。
富士フィルム レンズクリーニングリキッド(カメラ屋で購入)
これでレンズ本体を清掃する。今回は綿棒に湿らせて使用した。
ムラの出ないように清掃をしていき、これも清掃後は乾燥させよう。
ここでは画像が無いが、新リアパネルの裏面は素手で梱包しているのか多数の指紋が目立っていた。保護シートが部分的にあるとはいえレンズ部に指紋汚れがあっては交換した意味がないので、このリキッドを使ってウエスで清掃した。ちなみに結構重要な作業でもある。
そして乾燥させた後はカメラブロアやエアーダスターなどで内部の埃やゴミを取り除こう。ここまでできれば新リアパネルの取り付け作業へ。
新リアパネル取付け
新リアパネルを装着するまでの全ての工程が済めばいよいよ取付けの段階だ。
『液晶保護フィルムと同じで慎重に付けないとズレてしまうのでは?』と疑問に思うだろうが、そこは適合品。端末本体と段差無く完全に装着できるようになっているためそこまで慎重にならなくても良いと考える。
新リアパネルの粘着保護フィルムを外して端末本体へ取付けをする。
私はマイク部から位置を合わせて装着した。
作業完了
やったぜ。
地道な作業もこれでおしまい。ようやくかつてのZ1fの姿に戻ってきた。
最後に新リアパネルの表面保護フィルムを剥がせば作業は完了だ。
そこにはまぶしく輝くガラスパネルの姿があった。素晴らしい…これだっ、これだよっXperiaはっ!
しかし、もうひとつ重要な確認事項がある。
カメラ撮影に変化はあるのか!?
いざ、Z1fカメラ撮影へ
「カンペキだ。俺のZ1fが戻ってきたぞ!!!」
あとがき
今回は初めて端末のリアパネルを交換するということもあって勢いでwikiに書き留めました。いかがでしたでしょうか?
やはりZ1fでの症状は結構多いみたいです。が、交換部品さえ手に入ればあとは楽に作業ができます。
もしあなたのZ1fでも同じ症状が発生していたら、ショップ修理する前に検討してみてはいかがでしょうか。
最後に、あくまでもこの作業は個人的見解で行っています。ご自身で作業する際は全て自己責任でお願いします。
満足度100%ですヨ。